最初は、ポスターの美しさに惹かれました。
でも、覚えているのはそれだけじゃありません。
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雲が描いた月明かり
映像そのものが、美しかった
最初に惹かれたのは、ポスターの美しさでした。
観はじめてからも、その印象は裏切られませんでした。
一場面ずつ切り取って、そのまま飾っておきたくなるような画がずっと続きます。
原作が小説だからなのか、光の入り方、衣装の色合い、二人の距離の取り方も…
どこか絵のように整っている。
コミカルなやり取りも多いドラマなのに、静止画にした瞬間、急に詩的になる。

そのギャップがすばらしい☆
俳優さんたちの美しさを、画面がちゃんとわかって撮っている。
そんな贅沢な映像美に、何度も見惚れてしまいました。
パク・ボゴムの世子、最初はポンコツだった
きれいなポスターに惹かれて観始めたら、
1話の世子イ・ヨン( パク・ボゴム )は、思っていたよりずっとポンコツでした。

その裏切られ方が、
逆にこのドラマを好きになった理由です。
イ・ヨンがただのイケメン世子で終わらないのは、
頭が良いだけじゃなく、辛い過去を背負っているからです。
表向きは、ちゃらんぽらんな世子を演じています。
でもその裏で、たったひとりで、母の死の真相を追い続けていました。
母は、原因のわからないまま亡くなっている。
父はその衝撃から立ち直れず、心を病んでしまった。
妹もまた、心のどこかを閉ざしたまま。
家族全員が、それぞれの形で壊れている…
そのことを誰にも気づかれないように、イ・ヨンは笑っていました。
その笑顔の下にある影の重さに気づいたとき、
このキャラクターはもう、ただのイケメン世子ではいられなくなりました。
このドラマは、メインキャストの若者全員が、それぞれの過去ともがきながら生きています。
もがきながら生きる人の話。
それが、わたしの好きなドラマの条件のひとつなのだと、あらためて気づかされました。
男装の理由は、悲しかった
ヒロインのホン・ラオン( キム・ユジョン )は、男として生きてきた女の子です。
男装ヒロインといえば『成均館スキャンダル』のイメージが強かったので、正直「この顔立ちで男装は難しいのでは」と思っていました。
観ているうちに、その心配はいつの間にか消えていました。
ラオンが男装をして生きるようになった理由も、実はとても悲しいものです。
熱でうなされながら、その過去をぽつぽつとヨンに話す夜があります。
ヨンは何も言わず、ただ静かに聞いていました。
自分にも似たような痛みがあるから、きっとわかる。そんな沈黙でした…
ジニョンという、忘れられない存在
このドラマで、忘れられない俳優にひとり出会いました。
キム・ユンソン役のジニョン(元B1A4)です。
初登場の場面から、目が離せませんでした。
ユンソンは、ラオンが女の子だと早々に気づいてしまう人です。
それでも態度をまったく変えず、これまで通り接し続けます。
その大人な距離感が、ラオンにとってどれほど心強かったか。
ユンソンとヨンは、本来は幼なじみ同士でした。
それが大人たちの権力争いによって、決別せざるを得なくなっていきます。
ヨンに向けられた刃を、ユンソンが素手で握って止める場面は、今でも忘れられません。
痛みの音まで伝わってくるようで、苦しくなりました。

その後、B1A4のコンサートやファンミーティングに行くほど
ハマったのでした(笑)
黒い服の人は、大抵かっこいい

韓流時代劇において、黒い服の人はかっこいい。
これは、akibird39の中での鉄板パターンです。
キム・ビョンヨン(クァク・ドンヨン)も、その例に漏れずかっこよかった。
それでいて、これまでの「黒い人」たちより少し人間味があるのが印象的でした。
彼もまた、悲しい過去のせいで裏の世界に生きる若者です。
このドラマには、幸せな人がなかなか出てきません…
歌声まで、完璧だった
韓国ドラマの魅力のひとつが、OSTだと思っています。
このドラマのOSTでは、パク・ボゴムさんが歌手デビューを果たしました。
風燈祭での名セリフから取られた「私の人」。
発売と同時に、国内の音源サイトすべてでリアルタイムチャート1位を獲得したそうです。
もう一曲、忘れられないのが「霧の道」。
ユンソン役のジニョンさんが、作詞作曲した一曲です。
ドラマのOSTの中で一番好きな歌です。
気づけば、パク・ボゴムさんにも、ジニョンさんにも、俳優としてだけじゃなく人としてすっかり惹き込まれていました。
このドラマを通して、好きになった人がふたりも増えてしまった。そんな作品です。
華やかな宮廷の裏で、みんなが何かを抱えて生きている。
それでも前を向く姿に、当時のわたしは夢中になりました。
IU主演の『麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』だったと知りました。
どちらも時代劇で、どちらも若い俳優たちが輝いていた年。
そんな豊作の年に、このドラマは生まれていたんだなと、感動してしまいます。

麗も大好きな作品なので、あの年の韓国ドラマは本当にすごかった…!
10年後の再会
このドラマ、今年で放送10周年なんです。
韓屋を背景に、5人そろって韓服姿の特集グラビアが撮影されたそうで♪
パク・ボゴムさんが「みんな出会った頃のまま」と語っていたのを見て、
思わず胸が熱くなりました。
9月には特番「雲が再び描いた月明り」も放送予定とのこと。
1泊2日の旅で再集結した5人の姿、楽しみに待ちたいと思います。


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