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【韓国ドラマ】『ワンダーフールズ』|距離を置かれていた変わり者たちが、誰かのために闘う人になるまで【感想】

韓国ドラマ

もし、明日も明後日も生きるのだとしたら。
自分に何ができるだろう…

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ワンダーフールズ

もともと、居場所がなかった人たち

1999年、世紀末のムードが漂うヘソン市。
ある日突然、超能力を手に入れてしまったポンコツたちが、街の平和を脅かす敵に立ち向かう物語です。

心臓病を抱えて育ったウン・チェニ( パク・ウンビン )は「公式トラブルメーカー」と呼ばれてきた人。親友のロビン(イム・ソンジェ)となんとなく生きてきました。

そんな街には、念力を持ちながらそれを隠して静かに生きようとしてきた公務員、イ・ウンジョン( チャ・ウヌ )の存在が…

強くなったから闘うのではなく、
もともと変わり者と呼ばれ、距離を置かれてきた人たちが、力を持ってしまった。

王道からはすっかり外れた、驚くほど異質な物語が始まります。

一つ一つは弱くても、チームでなら

超能力といっても、彼ら3人の力はどれも派手なものではありません。

瞬間移動も、念力も、単体で見ればどこか頼りない。
それでも、三人がバラバラだった力を持ち寄って闘う場面は、何度も胸が熱くなりました。

akibird39
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ついつい
「いけー!」
「がんばれー!」

と言ってしまう(笑)

強い相手には、強い一人で立ち向かうのではなく、
弱いもの同士が組み合わさることで初めて届く力がある。

力をつけさせられた子どもたち

このドラマで印象に残ったのが、力を持たされてしまった子どもたちの描写です。

まだ幼いのに、自分の意思とは関係なく力を背負わされ、
その力を使いこなせるように訓練させられてゆく。

子どもらしくいられる時間を奪われていく様子が、細かく丁寧に描かれていて
観ていて何度も苦しくなりました。

「この人しかいない」という依存

物語の中で気になったのが、依存というテーマです。

自分には、この人しかいない。
そう思い込んでしまうことは、一見強い絆に見えて
実は、その人自身をすり減らしていく。

誰かに全部を委ねてしまうことの怖さを
この作品は静かに、でもはっきりと突きつけてきます。

思春期の娘が、父を見直した瞬間

クレーマーとして街でも有名なギョンフン(チェ・デフン)。
思春期の娘からは、つれない扱いを受ける毎日をすごしていました。

でも、ぼろぼろになりながらも家族を守ろうとする父の姿を
娘は、偶然見てしまいます。

超能力を使いながら、
自分の命も危ないのに人々を守ろうとしているお父さんへの視線が微笑ましかったです。

akibird39
akibird39

ちょっとかっこいいって思ってしまった娘の気持ち、
わかるよー!

チャ・ウヌという発見

チャ・ウヌ演じるイ・ウンジョンを観ていて驚いたのが、美しさをちゃんと消せていたことです。

見た目そのものは整っているのに、
本人はできる限り目立たないように、静かに息をひそめて生きている青年。

そのバランスがきちんと成立していて、
ああ、この人は本当に「見た目を消して生きてきた人」なんだと自然に信じられました。

akibird39
akibird39

生まれ持ったものは隠せない。でも隠れていることに感動しました!

変わり者たちが、誰かのために闘う人になるまで

チェニは、明日をあてにできない体で生きてきた人でした。
そんな彼女が、力を手に入れたことで、何かが変わっていく。

変わり者と呼ばれ、周りから距離を置かれていた三人が
最後には、自分たちのためではなく、誰かのために命をかけて闘う。

その変化を見届けたとき、はじめの問いに戻ってきました。

もし、明日も明後日も生きるのだとしたら。
自分に何ができるだろう。

ラストは、続きの予感を残したまま終わります。
彼らのその先を、また観たいような、怖すぎて観たくないような…

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