『21世紀の大君夫人』
後半と全体の感想です。
正直に言うと、私にとって少し残念な作品になってしまいました…
21世紀の大君夫人
放送前から楽しみにしていた分だけ少し残念だった、終盤の展開
今回は、ドラマが始まる前から情報を追いかけ、
韓国ドラマでは珍しく、ほぼオンタイムで観ていました。
だからこそ、この着地になってしまったことが少し残念だったのかもしれません。
12話完結ということは知っていたのですが、
後半に入っても新たな伏線や出来事が次々と登場していて…

これは最後に一気に回収する流れなのでは…?
そんな不安を感じながら観ていました。
そして、その予感は当たってしまったように思います。
終盤、
多くの出来事や想いが“映像”ではなく、
キャストの説明や会話で回収されていく…

とてももったいない…
【※ここからネタバレあり】 語られなかった“理由”深層心理を求めて…
少しだけネタバレになりますが、
なぜ前王(ソンジュン)がイアン大君(ビョン・ウソク)に譲位しようとしていたのか。
なぜジョンウ(ノ・サンヒョン)が敵になってしまったのか。
そういった重要な感情や背景が、
最後まで少し曖昧なままだった印象があります。
一枚の絵画のような映像美と、俳優陣の圧倒的な存在感
ただ、
映像は本当に美しかった。
一つひとつのシーンが、
静止画のように完成されていて、
思わず見入ってしまう場面がたくさんありました。
対称の構図が語るもの:大妃と総理のシーンの美学
私が特に好きだったのは、
大妃さま(コン・スンヨン)とジョンウが大妃さまの部屋で話すシーン。
左右に二人が配置され、
その真ん中に窓がある構図。
話している内容は重く、おどろおどろしいのに、
画面だけを見ると、
まるで一枚の絵画のようでした。
そして何より、
この作品には魅力的な人物が本当に多い。
大妃さま。
総理。
ヒジュの父(チョ・スンヨン)。
イアン。
ト秘書(イ・ヨン)。
補佐官たち——
それぞれに、
行動する理由や感情が見えていたからこそ、
その“答え”まで描かれなかった…
物語全体としては、
恋愛ドラマとして成立させたかったのかな、という印象。
もともと私自身、
恋愛ドラマをそこまで多く観るタイプではないので、
これは単純に“好み”の問題なのかもしれません。
IU、ピョン・ウソク、そしてコン・スンヨンの怪演へのリスペクト
IUやピョン・ウソクの演技もとても魅力的で、
特に大妃役のコン・スンヨンの演技は本当に素晴らしかったです。

感情を表に出せない人が出す感情は
見ているこちらも痛くなる…
話の内容もとても魅力的だっただけに、恋愛描写だけでなく、
それぞれの人物の背景や感情を、
もう少し丁寧な内容で見てみたかった気持ちも残りました。
見ていた当時から、少し引っかかるものがありました。
詳しいことは言えないけれど、
あっさりと流れていったシーンが、
今になって大きな議論になっているのを見て——
自分の感覚は間違っていなかったのかもしれない、と思いました。
私は、
被害者側だけでなく、
加害者側の背景や感情まで丁寧に描く作品が好きなのです。

16話で観たかったドラマです。
良い悪いではなく「好みの問題」。ロマンスドラマとしての完成度
だからこそ、
良い悪いではなく、
今回は“自分の好みとは少し違った作品”だった。
そんな感想になりました。
ただ、これは”好みの問題”だと思っています。
恋愛ドラマとして見るなら、
映像も、二人の空気感も、十分に美しい作品です。
そういう作品を求めている方には、きっと刺さる。そんな気がします。
ちなみに、圧倒的な映像美とIU&ピョン・ウソクの空気感を堪能できる本作は、現在日本ではディズニープラスでの独占配信となっています(他では視聴不可)。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
この美しく切ないOSTを歌っているWOODZと、主演のIUのエモいセッションについては、こちらの記事で語っています。ドラマの余韻とともに、あわせてぜひ。




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