『キム秘書はいったい、なぜ?』は、
誰かのために生きてきた人ほど、刺さる作品だと思います。
完璧な副会長と、9年連れ添った秘書――
そんなラブコメの顔をしていますが
実は、ひとりの女性が自分を取り戻していく話でした。
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キム秘書はいったい、なぜ?
「自分のために生きる」と決めた日
この物語は、ミソ( パク・ミニョン )が
ヨンジュン( パク・ソジュン )に辞表を出す場面から始まります。
理由は、たったひとつ。
「もう、誰かのために生きるのはやめる」
会社のために。家族のために。まわりのために。
高卒で家計を支えてきたミソにとって
自分を後回しにするのは、きっと当たり前のことでした。
その当たり前を手放すと決めた瞬間に、
思わず胸がぎゅっとなりました。

人のために生きてきた人ほど、
このドラマに励まされる気がします。
子どもの頃の記憶は、大人になっても消えない
ヨンジュンにも、ミソにも、そして兄のソンヨン( イ・テファン )にも
幼い頃のあの時期のトラウマがずっと残っています。
苦手なもの。
うまく言葉にできない怖さ。
比べられ続けた記憶。
かたちは違っても
三人とも、大人になった今もあの日を抱えたまま生きている。
大人になっても、ちゃんと居座り続ける…
キム秘書という存在感
ミソというキャラクターが、個人的にすごく好きです。
仕事はできる。
気は利く。
でも、言いたいことは、ちゃんと言う。
「the!韓国の女性」という感じの強さに
見ていて気持ちがいい。

守られるだけのヒロインじゃないところが、たまらない♪
地味に推せるふたり
このドラマの中で、個人的に推していたのが
コ代理( チャンソン )とキム・ジア秘書( ピョ・イェジン )の関係でした。
主役ふたりの陰で、静かに育っていく恋模様。
そういう脇のカップルを見つけるのも
韓国ドラマの楽しみのひとつだと思います。
誰かのために生きてきた人が、自分の人生を取り戻していく
『キム秘書はいったい、なぜ?』は
恋愛コメディとして、じゅうぶん楽しめる作品です。
それ以上に心に残ったのは
誰かのために生きてきた人が
少しずつ自分を取り戻していく、その過程でした。
akibird39も、つい誰かを優先してしまう日があります。
そんなとき、この作品をふと思い出すというのもいいですね…

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